シンプル・イノベーション (Simple Innovation)

複雑で込み入った事象の単純化にトライ & 新しい発見を楽しむブログ by こうのすけ

怖くない怪談、飼い猫のアサリと、幽霊のようなものと遭遇した話

そろそろ桜が咲く頃か。

怪談をするには、まだ早過ぎようが、

以前、幽霊らしきものを見た体験を語ってみたい。

 

一時期、私はよく金縛りに遭った。

だが、それはごく短い期間に限られる。

その程度で、とくに霊感があるとか、

その方面の能力を私は持ち合わせていない。

 

ところが、10年ほど前のある晩、

幽霊というのか、それらしきものと遭遇した。

その晩、もう夜中の12時前だったかもしれない。

私はビールでも買いに出ようとして、

玄関で靴を履きかけている時だった。

かたわらには、飼い猫のアサリがいて、

「こんな時間に、どこ行くの?」と言いたげな顔をして、

私の顔を見上げていた。

 

すると、アサリの背後で、

何か薄い黒の膜ような塊が動いたように見えた。

それが人の形をしていたかどうかはわからない。

あっ、と思ったときには、

黒い膜はもう消え失せていた。

私の感覚では、そこに何かがいて、

それが動いたのは間違いないと思えた。

 

アサリも、ビクッとし、グッと体勢を低くして、

顔だけその方向に向けたまま、身構えた。

アサリもきっと、気配を察したに違いない。

低く唸り声も発していた。

 

というわけで、私の体験談には目撃者がいる。

アサリだ。

本当か、嘘か、アサリが証言してくれよう。

いつでも、どこでも、出向いて行って、

幽霊のようなものはいるのだ、と語りたい。

大槻教授でも、誰でも連れて来てもらって結構だ。

こちらには、証言者がいるのだから。

ただし、証言者はアサリだ。

猫語のわかる有能な通訳も、呼んで来て!

 

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