シンプル・イノベーション (Simple Innovation)

複雑で込み入った事象の単純化にトライ & 新しい発見を楽しむブログ by こうのすけ

夏休み、プールに浮かんだ発泡スチロールの梯子を渡り切る方法

学生さんは夏休み・・・。

ということで、楽しい夏の遊びを紹介します。

グアムに所在するP.I.C.をご存知でしょうか?

パシフィック・アイランド・クラブという、

宿泊兼、娯楽施設です。

 

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ここには、数々のプールがあり、

色々なマリンスポーツなどが体験出来ます。

(テニスコートなどもあった)

 

私はここに泊まったことはありませんが、

食事やプールで泳いだ経験があります。

1年前のことでした。

その中で、ひとつ面白いゲームをして遊び

ました。

 

水の上を走る・・・というヤツです。

 

もう一度書きます。

 

水の上を走る・・・というゲームです。

 

あるプールに、発泡スチロールで出来た板が紐

で結ばれて組まれ、ちょうど梯子のような状態

でプールの水に浮かんでいました。

梯子の長さは10メートルくらいでしょうか。

この水に浮かぶ梯子を渡り切るという遊びです。

 

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 (こちらは私ではなく、P.I.C.のHPから)

 

こんなもの、小さいお子様がやる遊びで、

本来、大の大人がやるものではありません。

ですが、一度やってみると、

ムキになってしまいまして・・・。

 

これが、想像以上に難しいのです。

2メートルくらいしか渡れないのです。

ほんの3メートル先にも届きません。

必ず、2メートル付近で梯子が歪んでしまい、

私はバランスを崩し、プールの中に落ちるのです。

何度トライしても、そうなります。

 

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(これは私です、右側に落ちる寸前です)

 

横では、あれは多分、西洋人と思われる、

5・6歳の女の子がスタスタと梯子を渡り切り、

最後の板の上で悠然と笑っています。

もう、完全にドヤ顔です。

白人さんのドヤ顔があんなにも頭に来るとは、

その時初めて知りました。

 

もうこうなったら、挑戦です。

絶対に私も渡ってやると決めました。(笑)

ですが、何度挑戦しても、

2メートルしか渡れません。

そこで、考えを改めました。

体重の重い大人がどうやったら渡れるかと。

 

私は発泡スチロールの板の真ん中を踏んで

走っていました。

ちょうど、梯子に中心線があると仮定して、

綱渡りを踏むようにしていたのです。

中心を踏めば、バランスを崩さないだろうと

考えてのことです。

しかし、この考えを捨てて、

もう一度考えてみました。

 

まずは、私の身体です。

私は右利きであり、当然、右脚の力が左脚より

も強いはずです。

ですから、発泡スチロールの板の真ん中を踏ん

でいても、どうしても、右脚の力が勝り、

バランスを崩してしまいます。

どうりで、梯子の右サイドに落下することが

多かったのも頷けます。

 

加えて、私は右肩の”体積”が、

左肩よりも大きいです。

右の首の付け根から、

右肩の先端までの距離も、

左肩のそれよも長いです。

これは、昔スーツをオーダーした時に、

初めて知りました。

店の人が私の身体を測る際に、

こう言われました。

 

『随分と、右肩が落ちていますね』

 

自分では、真っ直ぐ立っていたつもりでも、

体積のある右肩の重みで、

右肩が落ちていたのです。

これは、野球をやっていたからだと考えられ

ます。 中学生まで、野球をしていたので、

右投げだった私の肩は酷使され、

いつしか誇大していったのだと思われます。

従って、まずは右肩を上げて走ってみること

にしました。

 

更には、板のどこを踏むかべきかです。

これが問題です。

梯子の中心線を踏んで、

まるで綱渡りをするように走るのではなく、

自然に中心線ができる方法がないか・・・?

 

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そこで、板をイラストのように、

左右交互に踏んで走ることを考えました。

(矢印が、足の裏とお考えください)

右に加えられた力、

左に加えられた力、

これを交互に繰り返せば、

自然に中心線のようなものが出来上がり、

バランスが取れるのではないかと。

 

それから、前傾姿勢を保って走ってみること

にしました。

垂直した姿勢のままで走れば、

体重がモロに板にかかってしまいます。

この愚は避けたいところです。

 

これらのアイディアが図に当たりました。

バランスを崩すことなく、

最後まで渡り切ることが出来たのです。

 

し、しかし、目撃者がいない・・・。(汗)

自分では、シンプルなイノベーションが起こ

せたつもりになったのですが・・・。

次回、もしP.I.C.に行くことがあったなら、

動画で撮ってUPしたいと企んでいます。

 

夏休み、楽しく遊んでね。