シンプル・イノベーション (Simple Innovation)

複雑で込み入った事象の単純化にトライ & 新しい発見を楽しむブログ by こうのすけ

私の「傘がない」の前哨戦、コンビニ編

引き続き、傘のお話です。
あれは、私が妻に傘を届けた日よりも、
三週間ほど前のことだったでしょうか。
コンビニに飲み物を買いに出た時のお話です。
その日も、やはり小雨がパラついておりました。


私はビニール傘をさしながら、
店に向かって歩いておりました。
コンビニ入り口の手前まで来ると、
傘立てが目に入ります。
恐らく、6本か8本ほどが入るタイプのものだ
ったように思います。


私はそこに傘を刺して(置いて)店に入るのを
一瞬ためらいました。
傘立てには傘が一本も無かったからです。
仮に私がその傘立に、自分の傘を置くならば、
私の傘がヘンに目立ってしまうのではないか?
という嫌な感触があったのです。
(あくまでも、ビニール傘ですが……)


アイスコーヒーを二つ、機械を使って入れ、
およそ5分間くらいは店内にいたでしょうか。
完了後、店を出ようとして、
ふと傘立てに目をやると、
あるはずの傘が無いではないですか!


ぬっ、盗みやがったな!と怒り心頭に発したの
はいうまでもありません。
繰り返しますが、空模様はパラパラ程度で、
わずかに降っているだけ。
そして、傘立てには傘が一本のみ……。
この状況で、よく盗んで行けたものです。


それでも、私がお店側にクレームを入れたりは
しませんでした。 もちろん、警察にも……。
名前なんて書いていませんでしたし、
所詮はビニールの傘だから。


ひとつ言えることは、この出来事はしっかりと
私の意識のどこかに刻まれており、この時点で、
陽水さんの『傘がない』という曲が頭の中で、
すでに鳴っていたように思うのです。