飼い猫のアサリと、退屈な日常に挑んでみた話

朝のシャワーを浴びようと、 脱衣所で衣類を脱いでいるところだった。 すると、ドアが開いていたのだろう、 飼い猫のアサリがそっと入って来た。 なにやら憂え顔のアサリ。 やおら、私の顔を見上げ、「ニャー」と一声鳴いた。 アサリは脱衣所の床にゴロンと横になる。 そして、バスマットを手繰り寄せると、 後脚でそれを…