シンプル・イノベーション (Simple Innovation)

複雑で込み入った事象の単純化にトライ & 新しい発見を楽しむブログ by こうのすけ

WBC、現場の悦楽

先頭打者イチロー選手に対する初球、
浴びせられる多量のフラッシュライトが眩しくて、
投球を途中で回避し、主審に抗議をしに詰め寄ろ
うとした韓国先発の奉(ボン)投手。


しかし、この抗議はありそうで実は滅多に起こり
得ない珍事ともいえた。
なぜなら、第1回WBC予選(2006年開催)
に於いても、同様の場面が見られたが、
投手が投球を途中放棄しまで、
審判に詰め寄り抗議を行うなどということは、
一度もなかったように思う。


と断言してしまう程の自信は実は私には無い。
しかし、第1回WBCの京セラドームでては、
ジャパンの試合はほぼ全て観戦したと思う。
同大会でも、先頭打者イチロー選手への初球は相当
な数のフラッシュが焚かれた。
もちろん、目が眩むほどの眩しさだった。
しかし、だからといって、ピッチングを中断し、
主審に詰め寄った投手いなかった筈だ。


それとは全く関係ないのだが、
前回の2006年WBC大阪予選では、
忘れられない一幕があった。


ーーーイチロー選手、三巡目の打席を迎えた辺り。
相手投手が投球を開始した瞬間、
またしてもフラッシュの閃光と歓声が沸き起こった。 その刹那、
私の近くにいた若い男が唐突に野次ッたのだ。


「おおっ、フレッツ光になっとるやないか!」


当時、高速インターネット回線で盛んに宣伝攻勢
をかけていたNTT。
それをすかさずモジって、
この場面で笑いを取る男………。
う〜ん、大阪らしいセンスとはこのことであろう。


この可笑しさは、きっとテレビでは拾えまい。
などと、妙にグッと来てしまい、
本日、こうして書くに至った次第である。


(何か意味があるのか? なぜか、
ブサカワイイ京セラドームの天井の照明)

イチロー選手凱旋、そして10年前のフラッシュ

イチロー選手、凱旋。
17日からの巨人、日本ハムとのオープン戦を経て、
アスレチック戦とのメジャー公式戦が控える。


テレビ観戦している限りでは、
イチロー選手の
打撃はいまひとつ振るわないものの、
守備では相変わらずの強肩を披露。
そのハツラツとした身のこなしで、今も観客を沸かせている。


ーーーところで、今を遡ること10年前の2009年
3月9日。 この日、第2回WBC予選東京ラウンド
が開催され、原監督率いるサムライ・ジャパンは
宿敵韓国との大事な一戦を迎えていた。


私は運よくこの試合のチケットを入手して、
東京ドームの二回席の三塁側に陣取っていた。
後ほど、野球ファンの友人とここで合流する段取り
であった。

一回裏、ジャパンの攻撃。
先頭打者イチロー選手がネクスト・バッター・
サークルに入り、いつもの準備を行う。
相手投手の投球練習が終了するとほぼ同時に、
イチロー選手は左バッターボックスに向う。
そして、剣道でいう「正眼の構え」のように、
右腕一本でバットを構え、それを相手投手に向ける。
あまりに有名になった、
イチロー選手独特ののルーティンだ。


やがて、相手投手の奉(ボン)投手が初球を繰り
出すべく投手モーションに入った瞬間だった。
東京ドームを埋め尽くした観客が、
皆一斉にフラッシュを焚いた。
そらは、ほぼ同時の集中放火に等しかった。
恐らく、どこかの謝罪会見で浴びせられる光の量
と匹敵するくらいてあったろう。
これでは、眩しくてたまらない。
これでは、構えているキャッチャー・ミットの
位置が分からない。
どこに投げいいのか検討もつかない………。
そう感じたのか、奉投手は投球動作を途中で放棄。
そのまま、審判に抗議するため、
スタスタとマウンドを降りて主審へと詰め寄った。


これにより、球場全体が一気にクールダウン。
場のボルテージが一気に下がった。
(………ガックリ来たというか、
拍子抜けしたというか………)


しばらく抗議は続いたが、
やがて場内アナウンスが流れた。

「投球動作に入ってからは、
携帯電話やデジタルカメラで撮影するのはお控え
ください」

というものだったように思う。

(そう、10年前のあの日、
まだiphone を始めとするスマホは主流ではなく、
ガラケーとデジカメの全盛期だったのだ)



つづく………。

謹賀新年、晴れのち曇り、

明けまして、おめでとうございます。

今朝はよく晴れて、寒さも和らぎ、
気持ちの良いお正月となりました。

今年一年が皆様にとりまして、
良い一年となりますようにお祈り致します。
(今年一年に限ったことでは勿論ないのですが)

昨晩は、TVでSASUKEを観ていました。
すでに国民的な重みのある大会となっているように
感じました。

「メモの魔力」の序章からサプライズ

さすが話題の新刊というべきでしょうか。
発売初日の昨日、近くの書店を結構周りましたが、
結局一冊も見つけられませんでした。

それでも、本日はかなりの量の該当本が平台に積まれ
ているのを発見。
すかさず購入し、帰宅した次第です。



いや、しかし、ここ何年かの傾向として、
ノート術や、メモ術、あるいは、手帳術に関する情報
は世に溢れ返っている筈です。
少なくとも、私はそう感じていたので、
「メモの魔力」というそのままの企画の本が発刊前
から話題になっていることに驚きつつも、
注目していた次第です。


先程、その「序章」の触りのところを読ませていただ
きました。 う〜ん、いや、のっけからヤラレました。
本日は、その部分を転載させて頂きめす。


〈転載開始〉


映画や演劇などを観ていても、
気づいたことを相当な分量メモします。
おそらく、一つの作品につき、多いときで100個以上、
少なくとも数十個のポイントはメモしていると思い
ます。

〈省略〉

街に出るときも、「あの看板ってなぜあんなデザイン
なのかな?」「この広告のコピーはなぜこうしたん
だろう?」と、自分の心がたくさんの情報をキャッチ
できるように、いつも思いきり毛穴をむき出しにし
て歩いています。 町と対話して、考え、
気づいたことを、
よく立ち止まってはメモしています。


〈転載終了〉


う〜む、映画館で映画を観ながら、
メモなんて、
私は一度も取ったことないですし、
日常の街中で、街と対話などしたこともありません。

・・・最後まで読むのが楽しみです。

これから、しかし、
食事➕飲みに出かけます・・・。


パリ暴動ニュース、その深淵を垣間読む

大原浩氏が書かれた記事を

講談社のGendai.ismedia.jpより拝借し、

以下貼り付けます。

 

 

「パリから始まる反グローバリズムのうねりは「世界革命」に移行するか」

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58957 #現代ビジネス

 

 

前回、私が書いた記事では、

現仏大統領のことを気の毒にも思うと記しました。

しかし、それは何らフランスの近代史を知らない者

が書いた、愚かしい戯言でしかありませんでした。

 

 

そのことを痛感させられたのは、こちらの記事。

とても簡潔明瞭な文章です。

そのことにも驚かされました。

 

日曜日、パリは営業しているか?

フランスの世情がかなり緊迫しているようです。

ついこの7月、フランス某所在住の友人が、

所用があって一時帰国しました。

彼と会う機会を作り、少し話しをしたのですが、

その時、彼はマクロン大統領ことを賞賛していました。

彼はなかなかのヤリ手ということでした。

 

 

その一例として、日曜日の完全休業を撤廃し、

日曜日でもお店が自由に営業出来るようにしたのです。

その昔、私はパリへ出張で滞在していたことがあり、

たまたま日曜日に一人で食事か買い物でもしようと街に

出たのです。 ところが、食堂関連のお店がことごとく

閉まっていて、スーパーも完全に閉店休業。

はて、どうしたものかと思案していると、

一軒だけ開いてるお店を発見しました。

それは、イタリアンの店で、

私はナポリタンか何かを注文して食べました。

(えっ、もっと気の利いたものを注文したらって?)

 

 

まあ、セーヌ川も二股になっているところが、

大阪の中之島に似ていたりして、

あまりパリに来たような気がせずに終わりましたが。

 

 

 

いずれにせよ、その時は何となく想像しました。

ああ、フランスはこれからも変わることなく、

日曜日はずっと閉店休業なのだと。

 

 

それを改革して、日曜日に営業出来るように

したのですから、

カロン大統領は発想力と行動力もある優秀

な人物だと思えます。

 

 

その彼がこうやって叩かれるのですから、

政治家の宿命とはいえ、

酷くお気の毒とも感じます。

 

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突き刺さった小骨とAll You Need Is Love

魚を食べたりすると、小骨が喉に刺さって

しまい、どうやってみても抜けなくて、

不快感が残って仕方がない・・・。

なんてことが稀には起こるものです。

 

 

ホンモノの魚の骨の話ではありませんが、

私には、何年も気になっていて、

いつかはそれを解決してみたいと密かに望

んでいたことがありました。

 

 

それでいて、諸々の事案にかまけて、 

問題を積極的に解決しようともせず、

ただ時間を無駄に浪費するばかり。

一向に、問題解決の目処さえも立たない

状況でした。

 

 

そんな折、あることによって、

問題は唐突に解消してしまいました。

なんだ、そういうことやったんや!

(とやや控えめに)小躍りしたほどです。

本日は、そのことに関して書いてみます。

 

 

まず、喉に刺さった小骨とは、

ビートルズの 「All You Need Is Love」

(愛こそはすべて)のイントロの最初の約

7秒間のことです。

このラッパよって奏でられる旋律は、

あまりにもクラッシック的過ぎる。

故に、ビートルズらしさが全く感じられない。

しかも、このラッパの演奏部分は約7秒ほど

しかない。 こんなに短いのに、わざわざこの

パートを導入する必要性がどこにあったのか?

このような疑問が私の脳裏にずっとありまた。

 

 

そして、こんな疑問などほぼ忘れかけた頃に、

意外なところから、回答のようなものが得ら

れたのです。

 

 

それは、最近観たテレビ番組でした。

歌舞伎役者で名優の香川照之さんが出演され

ていたバラエティ番組がきっかけでした。

(TBS系「ぴったんこカンカン」)

 

 

香川さんは暁◯◯園という小中高一貫の学校

出身とのことですが、同じく同校出身者で、

現在は社長業をされている方と面談し、

商売の秘訣などを伺う・・・という趣旨の

番組でした。

 

 

そして、香川さんがお会いする暁◯◯園OB

の皆さんは(香川さんを含め)、

全員が母校の校歌をソラで歌えます。

しかも、その校歌というのが、

日本語ではありません。

歌詞は全編、完全無欠のフランス語。

それでも、OBの誰もが完璧に歌詞と旋律を

暗記されており、もう皆さん嬉々として歌い

上げるのです。

 

 

し、しかし、です。

そのメロディー、何処かで聴いた覚えがある。

私はそう思ってネットで調べました。

 

 

その結果、暁◯◯園OBの皆さんが歌う曲は、

ラ・マルセイエーズ」という歌であり、

フランスの国家であると知りました。

 

 

そして、もう一つ・・・。

ビートルズの 「All You Need Is Love」の

最初の7秒間のイントロ、それは、

ラ・マルセイエーズ」という曲名の、

フランス国歌であることも分かりました。

(これは、既によく知られている話のようで

すが、私は全く知りませんでした)

 

 

では、なぜビートルズのは「All You Need Is

Love」イントロにフランス国歌を採用したの

かに関しては、私は下記のように想像する次第

です。

 

 

平和が尊いのは勿論だが、

なぜ人類はこんなにも戦争をして来たのか?

その理由の一つは、例えば、

外国の資源を奪うことで自国を富ます為に。

あるいは、どんなに(宗教的に)綺麗事を

並べようとも、

外国と戦争することは、

自国の不正や腐敗を自国民の目から隠し、

特権階級のみが自らの利権を守るために行わ

たのではなかったか・・・?

 

 

英国とフランスとの戦争も例外ではない。

英仏の100年間戦争なんて、その愚かさと、

悲惨さにおいて最たるものだったであろう。

それでも、両国は懲りることなく、

その後も幾度も戦ったのだから、

もう何をか言わんやである。

オレ(ジョン)は、そのことを決して忘れては

いない。

故に、All You Need Is Love の導入は、

フランス国歌である「ラ・マルセイエーズ

から始まるし、そうあるべきと考える。

 

 

(※上記は私の個人的な仮説に過ぎません)

 

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