2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧
ある日、お昼にカレーを食べに行きました。 『インディアンカレー』という、 関西では名の知れたカレー屋さんです。 お店は基本的にカウンター席で占められており、 ゆえに一人で食べに行くことが多く、 間違って数人で行ったりすると、 辛いカレーを食べる…
稀に、一人で静かに飲みたくなることがある。 といっても、バーなどにはまず行かない。 元々が口下手の私だから、 マスターと何を喋っていいかわからない。 無言でいるのも、なかなか辛いものだ。 手持無沙汰で気が引ける。 そんなときは、ちょっとした料理…
凛音(リノン)は憂鬱な面持ちで、 母親が運転する赤いアウディーの助手席に乗り込んだ。 今日は、デパートに引き出物を選びに行く日だ。 彼女自身の結婚式が10カ月後に迫っていた。 だが、凛音はあまり気が進まなかった。 結婚ではなく、今日自分の母親と…
2月25日配信・日刊ゲンダイによる、 イチロー選手の記事: <省略> 米メディアから年齢について問われると、「皆さんから確かに、年寄り扱いされるけど」としながらも、「でも、僕は若手グループに交ぜて欲しい。自分では若いと思っているし、彼らと同じ…
イチロー選手が始動しました。 新チーム・マリーンズのキャンプに参加した 模様です。 (元ニュースは、こちらで↓) イチロー、“ツンデレTシャツ”でキャンプ地入り 道具は新天地カラーで統一 (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース 東京で行われた入団会見…
アサリは、天使的でもあり、悪魔的な色合いをも 併せ持つ猫人格(?)でしたが、 ジョン・レノンほど、その相反する要素が色濃く 混在する人間は他に類を見ないのではないかと 想像したりしています。 その例として、今日は、 ビートルズの「ノルウェーの森…
朝のシャワーを浴びようと、 脱衣所で衣類を脱いでいるところだった。 すると、ドアが開いていたのだろう、 飼い猫のアサリがそっと入って来た。 なにやら憂え顔のアサリ。 やおら、私の顔を見上げ、「ニャー」と一声鳴いた。 アサリは脱衣所の床にゴロンと…
昨日、シャバの人間を舐めきったお坊さんの話 を書きました。 でも、私は本気で怒っていはいません。 (当日は、ムッとしたと思いますが) ああいう人がいたって、いいじゃありませんか。 彼がいたって、私の生活に支障があるわけでは ないので。 先の話は、…
さて、ハエ、ハチの話に続けて、本日はハトです。 (偶然にも、「ハ」で始まる二文字) いきなりですが、次の写真をご覧ください。2008年、年の瀬の12月28日の早朝、私がある場所で撮ったものです。 写真の上部に、ヘンな球体が写っています。 もう…
<プロローグ> ある日の昼下がり、蜂が一匹、中空を彷徨っていた。人街の雑踏の中、しかも、 駅前のコインパーキングあたりといえば、 この種の生き物の生態を考えると、ずいぶんと場違いな感があった。蜂の体長は3cmほどもあろうか、街中でこれほど大き…
先日、私は奇妙なハエを見た。私はベランダに出て、空など眺めていた時だった。視界の片隅で、何か黒い点のようなものが動くので、気になって目を向けると、それは、一匹のハエだった。そいつは、こちらに飛んで来たかと思うと、空中を気ままに泳いだ後に、…
つづけて、たっちゃんのことを書きます。 ある日、私はタバコを買いに家を出でました。 もう日暮れ時で、 辺りの家々には、闇が薄らと迫っておりました。 歩を進めていると、後ろで気配を感じました。 振り返ってみると、なにやら動く黒い影が・・・。 じっ…
ある日、たっちゃんは屋根の上を歩いていました。 二階の部屋の小窓から、その姿が見えたのです。 たぶん、どこかへ遊びに出かけて、 帰ってきたところだったのでしょう。 私はたっちゃんを招き入れようとして、 小窓の内側から呼びかけました。 「たっちゃ…
本日、なにげに車の中で「ミヤネ屋」を観ました。 これぞ、イノベーターと呼ぶに相応しい若き日本人に ついて、特集のようなものを放送していました。 今回は、そのなかの3名の方について、 シェアしたいと思います。 相撲:宇良和輝さん(Youtube動画)htt…
本日は、ネコの話題です。 写真は「たっちゃん」です。かつて、ウチにいたネコさん。もう、10年ほど前に亡くなりました。 ご覧の通り、たっちゃんは全身白黒で、見事なモノトーン・キャットでした。でも、黒いから、真夏の昼間は苦手でした。太陽の光を帯…
唐突ですが、ジョン・レノンのことを書きます。といっても、ほとんどは引用文になりますが・・・。 ジョンの死から翌1981年(昭和56年)2月に、『宝島2月臨時増刊号 JOHN ONO LENNON』(JICC出版局刊)が刊行されました。 その本の中で、にわかには…
イチロー選手がオリックスで活躍し始めた後、 パ・リーグの日本ハムの監督は上田さんが就任されました。 この方、阪急ブレーブスの最後の監督でした。 ある日、日本ハム対オリックスの試合で、 イチロー選手の背面キャッチを見せつけられたとき、 上田さんは…
山田投手の見事な完投で、阪急が最終戦を勝利した日を境に、 私の関心は、徐々にプロ野球から離れていった。 贔屓のチームも選手もなくなってしまった。 そうして、時は流れ、私は仕事の都合で、関東に住んだ。 もはや、阪急もオリックスも関係なかった。 と…
「Ob-La-Di, Ob-La-Daって、 お前が好きなビートルズの歌やろ?」 私が中学生のある日、父はそう聞いてきた。 ビートルズと彼らの音楽に衝撃を受けた私は、なんというか、 野球(阪急)からがビートルズの方へ軸足が傾きつつあった。 (このとき、ビートルズは…
イチロー、阪急、それから私の父の思い出を書きました。 少々長いので、3日に分けて掲載します。 その日、少年はついに現れなかった。 阪急夙川駅の改札前で落ち合うはずだった。 ━━━昭和某年秋、学校が終わったあと、 野球を見に行く約束だった。 彼自身も…