シンプル・イノベーション (Simple Innovation)

複雑で込み入った事象の単純化にトライ & 新しい発見を楽しむブログ by こうのすけ

カレーにピクルス、女の心理と、男の心理は、こんなにも違うものなのか?

ある日、お昼にカレーを食べに行きました。

『インディアンカレー』という、

関西では名の知れたカレー屋さんです。

お店は基本的にカウンター席で占められており、

ゆえに一人で食べに行くことが多く、

間違って数人で行ったりすると、

辛いカレーを食べるのが遅い私は、

必ずといっていいほど、

早く食べ終わった友人を待たせてしまいます。

 

それと、カレーを食べて汗をかく人と、

かかない人とが歴然と分かれるのも、

この店の特徴です。

私はまったく汗をかきません。

 

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また、こういったカウンター席のお店では、

横に座った見知らぬ人に声をかけたり、

かけられたりすることは滅多にありません。

ですから、その日、お店で私が体験したことは、

意表を突かれたと申しますか、

少なからず、唖然とさせられたのでした。

 

『インディアンカレー』では、

カレーライスを注文すると、

必ずピクルスがセットで付いてきます。

レギュラー(並盛り)であろうと、

大盛りであろうと、必ずピクルスが付くのは、

この店の常であり、そんなことは、

7回裏のタイガース攻撃の直前に、

ジェット風船が乱舞するのと同じくらい当然のこと

なのです。

 

ところが、その日、カウンターのバイトの女性が

まだ不慣れなためか、カレーは配っても、

ピクルスを出すのを忘れることが多く、

お客さんから『おねえさん、ピクルスおくれ』などと、

催促の声が上がるのでした。

 

ハッキリ申し上げると、

私はピクルスが好きでも、嫌いでもなく、

それがあろうと、なかろうと、どうでもよく、

そもそも、まったくの関心外のことでした。

 

ほどなく、注文したカレーが運ばれてきました。

レギュラーサイズの玉子入りです。

しかし、案の定、ピクルスが付いていません・・・。

それでも、私は来ないなら来ないで、

それでもいいと思っていました。

 

私はカレーだけを黙して食べ始めました。

すると唐突に、私の右横にいた30代半ばくらいの女性

でしょうか、初めてお目にかかる赤の他人様から、

次のようなご指摘を頂戴したのです。

 

『あの、ピクルス、まだ来てませんよね。

 ちゃんと、言った方がいいですよ!』

 

はあ? ハッキリ言って、私は虚を突かれました。

なぜなら、私はこういうお店で、

知らない人から(しかも女性に)声をかけられたことも、

私から誰かに声をかけたこともありません。

 

とっさでしたから、頭が混乱しました。

そして、後から思い返しても、恥ずかしいことに、

私は思わず、口走ってしまいました。

 

『こ、こちらにも、ピクルスをください・・・』

 

なんとしたことでしょう。

そんなこと言うつもりは、まったくなかったのに・・・。

言った後の後味は、いうまでもなく、最悪でした。

 

さて、この話を初めて書いたとき、

ある女性からコメントを頂戴しました。

 

男なら、『あの、ピクルス、まだ来てませんよね。

ちゃんと、言った方がいいですよ!』と言った女性

の心理がまず理解できないと思います。

 

ところが、入ってきたコメントには、

女の心理ってやつが書いてありました。

女にとっては、“美味しいシチュエーション”とまで、

書いてあります。

 

コメントの女性の言いたいことはわかりましたが、

男の私には、いったいぜんたい、

どこが美味しいイチュエーションなのか、

どうしても腑に落ちません。

皆様は、どうお感じでしょうか?

 

入ってきたコメントは、コメント欄に貼り付けます。↓