シンプル・イノベーション (Simple Innovation)

複雑で込み入った事象の単純化にトライ & 新しい発見を楽しむブログ by こうのすけ

WBC、現場の悦楽

先頭打者イチロー選手に対する初球、
浴びせられる多量のフラッシュライトが眩しくて、
投球を途中で回避し、主審に抗議をしに詰め寄ろ
うとした韓国先発の奉(ボン)投手。


しかし、この抗議はありそうで実は滅多に起こり
得ない珍事ともいえた。
なぜなら、第1回WBC予選(2006年開催)
に於いても、同様の場面が見られたが、
投手が投球を途中放棄しまで、
審判に詰め寄り抗議を行うなどということは、
一度もなかったように思う。


と断言してしまう程の自信は実は私には無い。
しかし、第1回WBCの京セラドームでては、
ジャパンの試合はほぼ全て観戦したと思う。
同大会でも、先頭打者イチロー選手への初球は相当
な数のフラッシュが焚かれた。
もちろん、目が眩むほどの眩しさだった。
しかし、だからといって、ピッチングを中断し、
主審に詰め寄った投手いなかった筈だ。


それとは全く関係ないのだが、
前回の2006年WBC大阪予選では、
忘れられない一幕があった。


ーーーイチロー選手、三巡目の打席を迎えた辺り。
相手投手が投球を開始した瞬間、
またしてもフラッシュの閃光と歓声が沸き起こった。 その刹那、
私の近くにいた若い男が唐突に野次ッたのだ。


「おおっ、フレッツ光になっとるやないか!」


当時、高速インターネット回線で盛んに宣伝攻勢
をかけていたNTT。
それをすかさずモジって、
この場面で笑いを取る男………。
う〜ん、大阪らしいセンスとはこのことであろう。


この可笑しさは、きっとテレビでは拾えまい。
などと、妙にグッと来てしまい、
本日、こうして書くに至った次第である。


(何か意味があるのか? なぜか、
ブサカワイイ京セラドームの天井の照明)