シンプル・イノベーション (Simple Innovation)

複雑で込み入った事象の単純化にトライ & 新しい発見を楽しむブログ by こうのすけ

針の先ほどもある、ごく微かな痛み

昨日の日本シリーズ第1戦、
二刀流で鳴らす大谷投手が先発するも、
二本の本塁打を浴びるなど、
残念な結果となりました。

 

大谷投手については、スポーツニュースでそ
の活躍を知るくらいでしたが、
かつてないほどの才能と体格に恵まれた特別
な選手であることは誰しもが理解するところ
です。

 

私も楽しみで、試合開始から野球中継を観て
おりました。
ところが、映し出される大谷投手の姿を見て、
ウチの連れ合いが申しますには、

 

・脚が長い、
・背が高い、
・顔が端整、
・足りないところが見つからない、

 

更には、実際に野球場に行って、

会ってみたいとのこと・・・。

 

この瞬間、恥ずかしながら、
私は針の先ほどの微かな痛みのようなものを
感じたのです。
しかしながら、それは男女間で生じる嫉妬の
感情とは微妙に違うように思われます。

 

私も、小学・中学と野球少年でした。
ですが、大谷投手とは全く違う体型。
つまり、低身長の上に短足胴長でしたから、
もう全然違うわけです。
いくら練習したって、
外野手の頭上を気持ち良く超えて行くような
打球を一度として打てた試しがありません。

 

才能の有無、能力の優劣、そこからの劣等感。
これらは、普段は忘れていても、

洗っても落ちないしつこいカビのように、
意識下にデータ保存されている模様です。

 

ゴルフの石川遼選手のデビュー時は、
全く腹が立たずに済んだのですが・・・。
それは、たぶん、幼少期に私はゴルフをしな
かったからだと思われます。

 

顔の優劣の問題もありますね。
私の場合、石川選手や大谷投手に顔でも負け
ておりますが、なぜかそれは、
全然苦になりません。
顔に関しては、清く諦められるのですから、
我ながら不思議です。

 

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動く地球の揺れを感じて・・・

本日14時07分、鳥取県震源地で震度6弱
地震が発生。 こちら神戸南部でも、
震度3ほどは揺れたようです。

 

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思い返せば、1970年代にて、
大予言論争などがありました。
私などは、ソレ系の怪しいモノが大好きで、
結構読んだりしておりました。

 

当時、マトモな大人達の多くは、
地震やら、それによる崩壊、あるいは、
人類滅亡など起こるハズもないという意見が
多勢を占めていたと思います。

新潟県中越沖地震阪神淡路大震災
東日本大震災、熊本大震災などを経て、
今では何があっても不思議でないというコン

センサスのようなものが、

現在は出来つつあるようにも感じます。

 

南洋の新島もデカくなりましたし・・・。

 

とにかく、地球は今も活動中であることだけ
は間違いないと処だと思います。

 

動物の芸と睡眠

昨日、ある方をお連れして、
神戸どうぶつ王国」を訪れました。
動物は私も決して嫌いな方ではありません。
本年はもう二回目の来園となりました。

 

こちらの王国では動物たちによるショーがある
のが特徴です。
動物に芸を仕込んでヤラせるというのも人間の
エゴという気がして如何なものか、という想い
もありましたが、私のカン違いでなければ、
動物たちも自ら喜んで演じている様子でした。

 

というわけで、本日は少々写真を貼ってみる
ことにします。

 

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猫だけは、ずっと寝ていますね。

全くもって、No 芸です。

恐らく、たくさんの人間ドカドカやって来て、

好奇の目に晒されるのが嫌いなのではないでしようか。

夜の内に仲間と戯れておいて、

ギャラリーの多い鬱陶しい昼間は眠る時間、

という感じでしようか?

 

 

好きでもなく、興味もないことって、こんなもの・・・という話


「好きこそ物の上手なれ」という諺、
本日は、こいつがメインのテーマです。
(最後の方、しつこくディランも登場します)

 

私の連れ合いは海が好きでして、
潜ることも大好きです。
当然ながら、スキューバ・ダイビングのライ
センスを持っています。

好きが高じて始めたダイビングでしたが、
続けるうちに、連れ合いは魚などの海洋生物
にもとても詳しくなりました。
このような図鑑も所有し勉強していますから、
お寿司さんに行っても、
大将とサシで会話が出来ます。

 

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あれは、三年ほど前でしょうか。
連れ合いと小さなヨットハーバーのような所を
歩いたことがありました。
夕食を済ませた後、周辺を散歩でもしようと、
ぶらぶらしようと店を出ました。
陽はすでに落ち、辺りは暗かったのですが、
停泊中の船の姿や、
海面が僅かに揺らぐ光景を目に出来たのは、
月の明かりと古びた街灯があった

お陰でした。

 

しばらく時間を潰した後、
二人はその場所を離れました。
ヨットハーバーを背にして十数メートルほど
歩いた時、
連れ合いが突然言い出しました。

「あっ、ラブちゃん、ラブちゃんだ!!」

そう叫んだかと思うと、
踵を返し、ヨットハーバーへ向かうのです。

 

「ラ、ラブちゃんて何・・・?」

 

私は疑問を感じつつも、
彼女の後を追いかけました。
連れ合いはヨットハーバーに設置されてる
フェンスにもたれて、
水面を覗き込んでいました。

 

「やっぱり、ラブちゃん、ラブちゃんだ!」

 

さっぱり訳がわかりませんが、
後で聞くと、ラブちゃんとは、

ハリセンボン科のネズミフグと呼ばれる魚。
大きいもので、

全長30cm以上もあるそうです。

 

最初、暗かったこともあって、
ラブちゃんだとはわからなかったそうですが、
その場を離れた瞬間に思い出したそうです。
かつて潜った際に遭遇した魚。
その形と特徴のある可愛い目。
あれは、ラブちゃんに違いないと・・・。

 

(ラブちゃんの特徴は眼球に見られます。
目がハートの形になっているそうです。
珍しいですね。 図鑑の写真では分かりにく

いのですが・・)

 

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(上記の海洋生物図鑑より)

 

でも、よくラブちゃんがそこにいると閃いた
と思います。
暗かったですし、似たような外観の魚はいく

らでもいるはずです。
いずれにせよ、連れ合いがラブちゃんという

正解を導き出したことに私は脱帽せざるを得

ませんでした。

 

さて、次なる話は、最近のものです。
先月、連れ合いと中国の某所に旅行しました。
街を歩いていると、
連れ合いが何かを発見した様子です。
彼女は指を差しながら、私に呟きました。

 

「あれって、ハードロックのホテルじゃない?」

 

ハードロックとは、ご承知のように、
ハードロック・カフェのこと。
世界中で飲食店等を営業しているアレです。
そのことは、私も知っていましたが、
まさかホテルまで経営していたとは?

そんな訳で、興味をそそられ、
二人でハードロックホテルの中へ・・・。
中をブラついてみたという次第です。

 

さすがにハードロックを謳うホテルだけあ

ります。 ディスプレイはしっかりとそれ系の

ものでした。 たまたまですが、この時、

私はトイレか何かで席を外しており、
その間、連れ合いが先に、
中の様子等を観察した様子でした。

私が戻ると、連れ合いが教えてくれたのです。

 

ボブ・ディランのギターと、
写真が飾ってあったわよ」

 

「・・・」

 

私には何やら違和感がありました。

ディランはハードロックではないだろうし、
(1975年からのローリング・サンダー・
レビュー・ツアー関連のライブ版「激しい雨」
が強いて言えば一番ハードロックっぽい)
ハードロックのギタリストとして見ても、
ギターを飾られるほどの名手じゃないように
感じたからです。

 

どれどれ、ディスプレイを観てみるか・・・。
で、実際に行ってみると、
そこに飾られていたのは、なんと、
デヴィッド・ボウイの写真と、
彼が使っていたという、
(恐らく、ギブソンの)アコースティック・
ギターでだったのです。

 

・・・いや、まあ、興味がなくって、
どうでもいいことって、
誰だって、こんなもんやな〜。

・・・という話です。(笑)

 


追伸:ラブちゃんは割と浅瀬に生息している
とのこと。 グアムでもよく見かけるそうです。
皆さんも探してみてね。
目がハートの形になっているのが目印です。

 

反応しないディラン様、あなたってお人は・・・

昨日、ラスベガスにて、ボブ・ディランさんの

コンサート

が開催された模様です。

 

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(yahooニュースより)

 

 

結局、ノーベル文学賞受賞については、

何も語らずにコンサートは終わったとか。

ディランさんらしいといえば、それまでですが、

12月にはスエーデンに赴き、

晩餐会にも出席しないといけないだろうし、

一体どうされるおつもりなのでしょう?

 

ノーベル・アカデミーの事務局も、

ディランさん本人と連絡が取れず、

困っておられるご様子。

 

ディランさん、あなたってお人は・・・。

  

ビートルズなど、今夜も妄想が止まらない

本日、関西のある地域にて、
ビートルズの映画を観て来ました。
「Eight Days A Week」です。

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友人の三名で行きましたが、
その内の一名は、
日頃お世話になっているS氏・・・。
それから、他の二名は高校時代にバンドを組んでいたメンバー。

 

その昔、恥ずかしながら、

学祭でビートルズの曲も演奏しました。
Get Back と Birthday でしたか、
更には、私のくだらないオリジナルも一緒に
演奏しました
から、我ながら、自分は随分と恥知らずなガキした。
それでも、こうして写真のような、
自然が豊かな土地で、昔のメンバーとこうして集まり、
ビートルズの映画を観るのですから、

少なからず不思議な縁があるのでしようか?

 

映画を観て感じますには、
ビートルズについての認識の甘さでした。
ビートルズビートルズをいることは、
想像以上に困難だったのです。
ジョンの「キリスト以上発言」もその一因です。

それでも、印象的だったのは、
4人いたから苦しみも4当分に出来たからまだ耐えられた
と語られていたことでした。
一例として、エルビス・プレスリーを挙げてい
ました。
私としては、これを受けて、
ボブ・ディランブルース・リーという両名の
名が脳裏に浮かびました。

ディランはもしかすると、
恐ろしく強いタイプ、けれども、
ブルース・リーの場合は、
一人で苦しみを抱え込よだが故の死だったのか
もしれません。

 

などと、今夜も妄想が止まりません。

 

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ボブ・ディラン、ノーベル文学賞への妄想

長らくお休みを頂きまして、
申し訳ございません。

昨日、ボブ・ディランノーベル賞・・・
との報に接し、久々に書いてみたくなりました。
少々大袈裟なもの言いになりますが、
手短にまとめてみます。

 

建国以来、アメリカ社会には、
伝統的に人種間の差別が存在しました。
即ち、黒人は白人から差別され、
社会的な権利も保証も与えられませんでした。
ビートルズの米国公演でも、
黒人と白人の
陣取るスペースは別々だったそうです)

 

しかし、そんな状況を変えようという気運も

あって、その運動、即ち公民権運動が強まったのが
1960年代前半でした。


この時期に、ボブ・ディランがデビュー。
そして、ディラン作詞作曲よる
「風に吹かれて」がピーター&ポールマリーに
よってレコード化されヒットしました。

以来、「風に吹かれて」はその時代を象徴する
歌として、また、その後に勃発するベトナム
戦争に対する反戦歌としても、
人々の間で長く記憶されることとなります。

 

ところがです・・・。

 

今から十数年前のある日、
あるテレビの音楽番組によって、
私は腰を抜かされました。


「風に吹かれて」・・・。

 

以下は、この曲の歌詞の代表的な箇所です。


 いったい何発の弾丸をぶっ放せばわかるのか

 

 あまりにも多くの人間が死んでしまったと

 

 その答えは、友よ、風に舞っている

 


一読しただけで戦争反対、
つまり、反戦のメッセージだと読めます。
しかしながら、その番組によれば、
ディランの真意は別のところにあるそうです。

それは、


  俺達は差別や戦争について、
  エラソーに論議したりしているが、
  何か良い解決策が得られるわけもなく、
  ただ〃〃時間だけが無駄に、
  むなしく過ぎていくわい・・・


以上、ディランはこんなサマを描いてみたまで
だというのです。

 

もしこれが本当なら、
もはや反戦歌とは私には思えません。
反戦という思想ではなく、
別の意味での文学と思えます。

繰り返しますが、思想ではなく、文学・・・。

どうりで、ディランはあるインタビューで、

「自分は反戦歌など作った覚えはない」などと
語っていました。

(私は、Don't Look Backというディランの映画
でそれを見ました)

 

今年のノーベル文学賞・・・。
ここら辺りが評価&考慮されて、
ボブ・ディランに決まったとか?

ま、まさか、そのようなことは・・・⁉︎

 

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